第5章 長男と次男とお勉強
右京 side
必死になって勉強しているさん
侑介もこれくらいやってくれたら有難いのに…
『ん…?右京さん…ここってこうで合ってますか?』
右京「ああ、そこの公式はそれでもいいんですが、こちらの公式の方が簡単ですよ」
『ありがとうございます』
カリカリとペンの音が私と雅臣兄さんが居るだけのダイニングに響く
雅臣「頑張り過ぎは良くないから、はい。飴」
『!すみません…ありがとうございます』
包みを開いて口に入れるさん
するとふにゃっとした可愛らしい笑顔が浮かぶ
右京「!」
雅臣「!」
『〜〜っイチゴだぁ!』
高校生とは思えない子供らしい笑顔に私達はドキリとする