第5章 長男と次男とお勉強
雅臣 side
『ありがとうございます』
右京が入れたハーブティーを少し飲むと再び真剣に勉強を始める
普段は大人しくて静かな子だけど、勉強している時は凛とした目で問題を見つめている
そして分かると嬉しそうに笑ったり、難しそうな問題に苦戦してたり、僕達には見せなかった顔が見えた
その顔に右京と僕は笑い合う
『……?どうかしましたか…?』
笑っていたのが分かったのか不思議そうな顔で首を傾げる
雅臣「勉強熱心だけどどこか志望校とかあるの?」
『え…いえ、明日授業で当たるので一通りはやって置かないといけないんです』
僕の質問に不器用に笑った