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好きになってはいけない相手
第13章 2度目の初めまして
麟太郎「帰ろう?皆待ってるから」
を抱き上げるととても軽い
いや軽くなってしまった
『っ!離して!』
僕の腕から逃げようとする
麟太郎「嫌だ…!」
ギュッとその身体を抱きしめる
『なっ…!』
麟太郎「僕は…が…」
『それ以上言ったら本気で怒りますよ』
ギリッと唇を噛み締める
『はぁ…とりあえず帰りますから…離してください』
はそう言うと僕から離れ、松葉杖で後ろから着いてくる
確認の為に振り返る僕に、ムスッとした顔で睨まれた
それでも一緒に帰ってくれるのが嬉しかった
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