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好きになってはいけない相手
第13章 2度目の初めまして
ガチャっとドアを助手席を開けるとは一瞬息を飲んだ後静かに『お邪魔します』と呟き乗り込んだ
車を走らせている間、静か過ぎる程静かで、車のエンジン音しか聞こえない
『!麟太郎さん停めて下さい!』
いきなりの声にブレーキを掛けると、助手席から松葉杖を使って降りてしまった
映ったのは多分車に轢かれたであろう猫
『……』
ソッと撫でる手は優しく、ソッと抱き上げて来た道を戻っていく
麟太郎「…埋めるのかい?」
『……はい』
優しく埋めるの手は汚れてしまったけれど美しいと思った
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