第13章 2度目の初めまして
『ん……あの…どう…しました?』
揺さぶられたはぼんやりと瞳を開ける
祈織「ごめん…ごめんね…」
『……祈織さん…』
祈織の何かに気付いたは点滴の邪魔にならないようにポンポンと自分の隣を叩く
『一緒に寝ましょう?』
祈織「……ありがとう…」
ギュッとキツく抱きしめる祈織の背中を優しく撫でる
『そのまま胸の所に頭を置いてください』
祈織「…いいの?」
は何も言わずにそっと自分の胸の所に祈織の頭を乗せる
トクントクンと弱々しいが規則正しい心音が聞こえてくる
『生きてますよ…一応…』
祈織「そうだね…」
ギュッとキツく抱きしめる祈織