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好きになってはいけない相手

第13章 2度目の初めまして


『っ…』

それでも痛いと泣かずゆっくりと起き上がり、点滴の管を外す

『行か…なきゃ…っ』

ゆっくりゆっくりドアを開けて、病院内の手すりに掴まりながらも歩く

「!日向さん!」

看護師に止められたが、は自分のかかりつけ医のドアをノックする

『っ……。日向です』

「!まだ起きてはダメだと言っただろう?」

『外泊許可ください』

じわりと頭に巻いた包帯が赤く染まる

「ダメに決まっ…!」

医者はダメだという前にの意志の強さが瞳に宿る
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