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好きになってはいけない相手
第12章 真実
未だに傷付いて、泣くことすら許されなかった
絵麻を守る為に、けれどその枷が外れたら誰も近付けない
ポツポツと降り出した雨はまるでが泣いているようで
祈織「早く見つけないと」
琉生「でも…僕たちが行っても今のちゃんは取り乱しちゃう」
要「それだけ深いんだろうね…」
目の前で両親の死
麟太郎から言われ続けた言葉
は土砂降りの中走り続け、立ち止まったのは歩道橋だった
『はぁ…はぁ…』
光「!見つけた」
『っ!』
バッと振り返ったの目に映ったのは、棗と光と絵麻だった
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