第12章 真実
それは完全なる拒絶で
『っ…もう…私に構わないで下さい!』
そう言うとは走り去ってしまった
琉生「……」
祈織「……」
要「…ちゃんは完全に立ち直ってたわけじゃなかったんだね…。ずっと絵麻ちゃんを守る為に虚勢を張ってたんだね。祈織…は…」
要が不安そうに祈織を見つめると祈織は首を振った
祈織「僕も確かに彼女の事故を見たけど…ちゃん程の苦しみじゃなかった…。“似てる”だけだった」
琉生「僕たちを否定したちゃん…辛そうだった」
いつも優しかったは居なかった
朝日奈家にすら敵意を向けている