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好きになってはいけない相手

第12章 真実


風斗「それって…つまり…」

燃えている両親を目の当たりにした
なのに絵麻を守るために必死だった

麟太郎「僕は…が泣いてる姿を見たことが無い…。仕事柄家に帰れない時が多かったけど」

チラッと絵麻を全員が見るが、絵麻も首を振った

絵麻「私もない…です…」

そんな過去があったなんて知らなかった

祈織と琉生はいても立ってもいれずに走り出す
の抱えていたモノ
の心の傷
それは手に取るように分かったから
分かってしまったから
だから家族から距離を置こうとすることも、自分たちから逃げ出したのも
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