第12章 真実
麟太郎「の両親は…との旅行中に事故にあったんだ。それは悲惨だったそうだよ。は後部座席に乗っててのお父さんとお母さんが燃える車から放り出して自分たちはそのまま…
は幼いながらも助けようとしたんだけど…割れたフロントガラスで背中を切ってしまってね…。それにまだ3歳だ。力も無かった…。ご両親は意識があるまま燃える車の中…そのまま…」
聞いていて苦しくなった
いつも何処か暗い瞳はそれが理由だったわけだと分かってしまった
麟太郎「……僕が引き取る事になった時は絵麻も3歳だったし、何より…のご両親にはお世話になったから」
静か過ぎる沈黙
誰も言葉を発せない