第12章 真実
『…っ』
消毒をするとビリビリとした痛みが走るけど、それすらもどうでもいい
ガーゼと包帯を巻いて手当てをした私はホッと息を吐き出す
『……はぁ…』
これも逃げになるのかななんて考えてしまう
携帯も変えなきゃ
もう関わることもないし
学校も退学しなきゃ
『退学って親の同意がいるんだっけ…?』
となると退学は無理かななんて考えてしまう
そんな事を考えながら眠ってしまった
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『ん…んん…』
朝日と鳥の声で起きた私はハッと辺りを見渡すと、そこは教会で、なんでかホッとした
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