第12章 真実
祈織「ちゃんが言ってたんだけど、笑顔の少女を泣かせるって」
絵麻「え…?」
祈織「とても寂しそうに言ってたよ。天使の話は絵麻ちゃんとちゃんの事だったんだね」
昔パパの帰りが遅くて雷が酷くて怖くて震えてたら聞かせてくれた天使の話
守られてた
ずっと、ずっと
絵麻「どうして……っ」
の方が辛かったのに
の方が苦しかったのに
そんな事すら見せなかった
正臣「それだけちゃんにとったら絵麻ちゃんが大切だったんだよ」
そう言って私の頭を撫でる正臣さん
探しに行かなきゃ…
私ばかりが守られてるなんてダメだ!
絵麻「ありがとうございます!私も探してきます!」
絵麻 side終