第10章 家族旅行
ジュリ【絶対落とすなよ!いいか!?私を海に落とすなよ!?】
『ジュリ心配し過ぎ…それに琉生さんにもいいシャンプー聞いたんだよ?ジュリ用の』
ジュリ【それでも嫌なものは嫌だ!】
分かった分かったと言うはジュリを優しく抱き締める
ジュリ【いや…を信用してない訳じゃないんだが…ちぃは落とすからな…】
『あはは…絵麻さんらしい』
ジュリの前では絵麻の事を“お姉ちゃん”とは言わない
強く強く線を引いている
これ以上は入れないという自分の中の線を
『ねぇ…ジュリ…』
ジュリ【どうした?】
『私が…このままここに残りたいって言ってたら…ジュリはどうする?』
いきなりの質問にジュリは少しだけ困ったような顔をする