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好きになってはいけない相手

第10章 家族旅行


穏やかな時間が2人を包む

『(待ってる時間どうしよう…そうだ!カバンに…確か…)』

カバンを取り読みかけの小説を取り出す

琉生「ちゃん…?」

『はい?どうしました?琉生さん。もしかして喉乾きました?』

本から目を離したはすぐに琉生の目を見る
その事に琉生は嬉しそうに微笑む

琉生「うん…少し喉乾いた」

『起きれますか?』

琉生「うん」

栞を挟んだ本を閉じて琉生にスポーツドリンクを渡す

琉生「美味しい」

『ふふ。クーラーボックスで冷やしてたんで…ひゃっ!?』

背中にピタリと冷たい物が辺りの肩が大きく跳ねる
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