第9章 昴の誕生日
『私もとても気に入ったので嬉しかったですよ』
サラリとした長い綺麗な黒髪
ご飯を作ったり、食べたり、何か飲む時はちゃんと髪を結ぶちゃん
琉生「ちゃんは髪の毛縛らないの?ちぃちゃんみたいに」
『え?結ぶ時ありますよ。体育の時とか』
ポニーテールなんですけどね。と小さく笑うちゃん
琉生「体育得意?」
『めちゃくちゃ得意!って訳ではなく、人並みですよ』
僕がどんなに質問しても嫌な顔せず答えてくれるちゃん
『琉生さんは美術系が得意そうですね』
琉生「うん。何か作ったりするの好きだから」
心地良い雰囲気で僕も小さく笑ってしまう