第9章 昴の誕生日
『ふふ。そう言ってもらえると嬉しいですね』
ちゃんは珈琲に砂糖もミルクも入れずに飲んでいる
琉生「甘い物嫌い?」
『へ?甘い物ですか?好きですよ?』
琉生「それブラックコーヒーだよね?」
僕がコップを指差すとちゃんは頷いた
『朝はブラックコーヒーが1番目が覚めるので。でもたまにですがケーキとか食べますよ。琉生さんは手先が器用ですよね。この間の結婚式のお姉ちゃんの髪型とても似合ってましたよ』
琉生「ちぃちゃんはあの髪型が似合うと思ったけど、ちゃんの髪型はもう少し弄りたかった」
僕がちょっとだけ拗ねた言い方するとちゃんはクスクスと笑う