第9章 昴の誕生日
昴「情けねぇ…」
何一つ礼を言ってない
いつも当たり前のようにきょうにいと作っている
しかもあれだけ大きなケーキを1人で作ってくれた
考えれば考えるほどに面目が立たない
きょうにいとは味付けが違うが栄養バランスが取れた弁当
『んぅ…』
昴「っ!」
コロンと寝返りを打ったの寝顔はあどけなく、そして綺麗だった
祈織が掛けたブランケットと大きいカーディガンとそして黒のタンクトップ
胸元が見えそうで、俺は慌てて寝返りを打つ
ドクドクと鼓動が速くなるのが感じる
昴「(くそ…)」
自分の部屋で寝ると言えば良かったと後悔しながらも俺は眠りに付いた
昴 side終