第3章 episode1 始業の時間
そして、時間は現在に戻り・・・・・・
「えーそれでは、HRをはじめます。日直の人は号令を」
私は殺先生を暗殺する気はないけど、技術としては興味があるしクラス全員でやっているのに協力しない訳にも行かないので、ある程度真面目に参加している。
あ、ちなみに私の出席番号は26
まぁ、転校生ではないし五十音順で言ったら、そうなりますよね。
今日の日直は渚く・・・・・・そうだ。
3年も同じクラスなんだから渚でいいよって言われたんだった。
「き、起立!」
の声で皆立ち上がると同時にマシンガンやハンドガンを構える。
「気をつけ、礼」
こうして、出席を取りながらの一斉射撃で今日の授業の幕が上がった。
(後片付けが大変そうだなぁ。)
「雪見さん」
(おっと私の番か)
「はーい」
そして、吉田でラスト。
「・・・・・・はい、遅刻なし。素晴らしい。先生とても嬉しいです。」
殺先生が顔を赤色の◎にする。
正解していたりする時になる表情だ。
なお、皆息切れしている模様。
あんだけ、気を張ってればねぇ。
「早すぎ」
「クラス一斉射撃でもダメなのかよ。」
クラス委員の磯貝と女版業くんよろしく中村さんがそう苦言を漏らす。
「残念ですね。今日も命中弾0です。」
とお説教が始まった。
まぁ、初心者だとこんなもんだよね。
傍目にはただのBB弾。
痛みを我慢してるんじゃないか。とのブーイングが飛び交う。
(いやいや、効かないものを配る政府もどうなのよ。って話。でな)