第3章 episode1 始業の時間
何故、殺せんせーが来て暗殺教室になったのかというと、
私は過去も知ってるので、先生が語弊のある言い方をしたせいである。
1年後の3月13日。
ちょうどこのクラスが卒業する日。
彼は地球を破壊すると告げた。
マッハ20のスピードと何度でも再生する触手を持ちながら、ある人物との約束を果たす為に、彼は国にこう提案した。
『椚ヶ丘中学3年E組の担任ならやってもいい。』
それにより、私たちには無害で殺先生にはダメージを与えられる特性弾やゴム製の同じ仕様のナイフを支給され、勉強以外に暗殺技能を磨くことになった。
ちなみに、殺先生も私の顔を見た瞬間。
(あ、あぐり!?)
みたいな感じになってたから、よほど私は似ているのだろう。
E組の前任教師 雪村あぐりという女性に。
もっとも、見た目だけなら確かに似ている気がしなくもないが、性格は全然似ていない。
当然だ。私と彼女は別人なのだから。・・・・・・とはいえ、たまにあぐりさんの真似をしてみると、この二人の反応は面白い。
今後、暗殺する時の参考にしよう。
まぁ、ハニートラップなんて出来ないからそっからどうするか、なんだけど。
皆内心突っ込みまくっているだろうけど、報酬の100億で承諾した。