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【暗殺教室】強くてニューゲーム!?

第9章 episode4 カルマの時間 2時間目


崖下を見ながら
「業くん平然と無茶したね。」
「別に? 今のが考えてた限りじゃ一番殺せると思ったんだけど」
「おや? もうネタ切れですか? 報復用の手入れ道具はまだありますよ?」
「猫耳カチューシャまで用意してたんですか。」
まだ足が震えてる。
(猫耳業・・・・・・見たい。)

 現実世界でのトラウマは消えていないらしく。
小学校の頃クラスメートの女子から階段で突き落とされて以来未だに高い場所と階段は苦手だ。
おかげで、崖上に戻ってきてもまだ立てそうにない。
 でも、夏期講習までに克服しないと高岡のウィルスミッションに参加できない。
「はい。業くんも案外ちょろいですね。」
「殺すよ。明日にでも」
健康的な殺意って何と思ったけど、まぁ。業くんが元気になってよかった。

「じゃあ、帰ろうぜ渚くん、あんり。帰り飯食っていこうよ。」
「ん? あーちょっソレ先生の財布。」
「だから、職員室に無防備に置いとくなって」
「返しなさい!!」
「いいよ。」
中身をすかさず確認するも空
「中身抜かれてますけど!?」
「はした金だったから、募金しちゃった」
そんな爽やかに・・・・・・っていうか、微笑ましいけどちょっと待って。
まだ、立てない。
「ってあれー? あんりまだ座り込んでるの?」
元凶がどの面下げて言ってんだ。
悔しいが可愛い。
涙目交じりに睨みつけると
「ごめん。ってそこまで苦手だと思ってなかったし。」
「3年もいるんだから確信犯でしょ。絶対。」
てへぺろっぽく舌を出して笑ってもダメ。
「なんならお姫様抱っこして差し上げましょうか?」
「結構です。」
怒ったら、いつの間にか立てるようになっていた。
「ちょっと、殺先生またにやにやしてる。あぐりさんの写真上げないよ!!」
「にゅや!? なんで君が持っているんですか! 是非ください。」
「嫌です。」
「そんなこと言わずに」
ゴマをするような感じで言うもんだから。
「あ! じゃあ、業に猫耳カチューシャつけてくれたらいいですよ。」
「お安い御用です。」
男子二人が何か話してるけど聞こえないなぁ。
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