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【暗殺教室】強くてニューゲーム!?

第8章 episode4 カルマの時間 1時間目


前任のトリップ者が残したアパートの一室。
例の成長を操る薬や、時空を超える触手、研究資料などが置いてある私の隠れ家的な場所。
 用事。というのは今日食べた否勿体ないことになったジェラートを再現してみよう。というものだ。
買いに行ければ一番いいのだろうけど、どのお店かわからないし。
殺先生と違って、私はすぐに戻ってこれるわけではない。
 次の日金欠を嘆く先生に、少しばかりの謝罪という意味で、味を再現してみようと思ったのだ。
「んー。もっと濃厚な味だったなぁ」
試行錯誤の上、一応は再現できたと思われる仕上がりになった。
時刻は22時を過ぎていた。
ふと、スマホを見ると業からメッセージが来ていた。

【今度の休み遊びに行かね?】
【あ、ごめん。その日は用事あるわ。】
20時ぐらいに一度スマホを見たときに
学ちゃんから約束通り勉強会をするから来いというメッセージが来ていたのだ。
【・・・・・・何の用事?】
【本校舎組との勉強会。行きたくないけど強制退学になるし。】
【ふーん。じゃあ、次の日は?】
【日曜日? 今のところは空いてるけど・・・・・・】
【オッケー。じゃあ、大人の姿で私服で駅前集合ってことで】
【時間は?】
【んー10時くらい?】
【りょーかい。】
(・・・・・・アレ? 冷静に考えたらコレってデートの約束じゃ。いや、渚たちも来るかもしれないしなぁ。)
浮かれるのはまだ早い。・・・・・・っていうか、なんで大人の姿?

翌日
「計算外です。ジェラートを買うお金がないとは・・・・・・」
やっぱり泣いてるなぁ。
「殺先生。」
「おや、雪見さんどうしました?」
「昨日ジェラート食べさせてもらったから、お詫びにと思いまして・・・・・・」
「にゅや!? こ、これは雪見さんが!?」
「はい、一応味は再現したつもりですが。」
「ありがとうございます。給料日まで収入のあてもありませんでしたから、」
殺先生は泣きながら美味いと言って完食してくれました。
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