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【暗殺教室】強くてニューゲーム!?

第8章 episode4 カルマの時間 1時間目


「あ、ごめーん。職員室で冷やしてあったからさ」
悪気なく。というよりむしろあの可愛い笑顔でそう言うあたり
流石は業だ。と言わざる得ない。
しかもこれが、また罠である。

「ごめんじゃすみません!! 溶けないように苦労して、寒い成層圏を飛んできたのに」
「へぇ? っで、どうすんの? 殴る?」
話しながらも舐めてるし。
(うぅ・・・・・・可愛い。今すぐ頭撫でたいぐらい可愛い。)
「殴りません! 残りを先生がペロペロするだけです。」
先生。それ危ない人みたいだからやめた方がいいと思います。
 真っ赤に怒ったまま殺先生は業の方へ歩いてくる。
ほら、皆微妙な顔してる。

「そうペロペロと」
突如響く先生の破裂音。
足の触手1本が破壊されていた。
足元には大量の対先生BB弾。
次の回避は早かった。
業は数発発砲するも殺先生は避ける。
「あっはははは。まーた引っ掛かった。」
満足げに笑うと業から今度は殺先生に近づく。
「何度でもこういう手使うよ。授業の邪魔とか関係ないし」
ハンドガンを突き付けたまま業は言う。
「それは嫌なら、俺でも他の誰でも殺せばいい。・・・・・・でもその瞬間から」
ドスっという音がしたけど、別に何か発砲した訳でもない。
ぶつけた。というより押しつけのは、さっき食べていたジェラートだ。
「もう、誰もアンタを先生と見てくれない。」
勿体ない。
服に押し付けられたジェラートはコーン事先生の足に落ちる。
「ただの人殺しのモンスターさ」
茅野ちゃんのセリフですかね?
「アンタという先生は俺に殺された事になる。」
 この時の業はホント病んでるようにしか、見えない。
まぁ、ヤンデレも好きな私に死角はないけど。
「はい、テスト」
小テストをひらひらと落としながら先生に渡して
「多分全問正解。じゃあね、先生。」
ドアを開けながら
「明日も遊ぼうね。」
流し目で語尾に音符でも付きそうなアクセントで、
教室から出て行った。

殺先生は、ハンカチでジェラートをぶつけられた部分を拭いている。
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