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【暗殺教室】強くてニューゲーム!?

第6章 episode3 野球の時間 1.5時間目


 その日は、暗殺を決行した組に怒られた殺先生が花壇に球根を植えているのから始まった。
(今頃は烏間先生が話を通してる頃かなぁ。業くんもそろそろ復学する頃だよね。)

 暗殺がはじまってからも、ちょこちょこ業くんとは連絡を取っていた。
最近なんて、
「暇だから遊び来てよー」
って家の地図までご丁寧に画像でつけてくれてさ。
人を何だと思ってるんだあの子。
(まぁ、家に行けたのはちょっと嬉しかったけど。)
大体つるむグループが固まってきた頃でもある。

 そんな中、何故か理事長に呼び出しを食らった。
「失礼します。」
理事長室に入ると、何故か浅野学秀も居た。
私は学ちゃんと普段は呼んでるけど。
(あーあ。せっかく花壇荒らしたお詫びの暗殺大会でここからが面白いところだったのに)
「あぁ、わざわざすまないね。」
「あの、何の用でしょうか?」
「散々聞いているのだが、本校舎に戻る気はないのか。」
そう、いくら進学校とはいえ、一応こちらは社会人。
高校くらいまでなら、元バカ高卒とはいえ、そこそこの点は取れる。
 数学だけ壊滅的だけど、そこは業くんに教えてもらってる。
プライドなんてあっても邪魔なだけだからね。
「学ちゃんさ、何回も断ってるじゃん。大体私より成績良い子他にもいるよね? なんで私?」
「確かに数学だけを見れば、君よりいい奴もいるだろうな。赤羽とか」
 そう、前世の記憶と言っていいかわからないが、そのおかげで数学以外は大体平均くらい取れている。
おかげで本校舎に戻ろうと思えば、いつでも戻れるかもしれない。
 だが、現状ではとても戻りたいと思えないし、ずっと断り続けてきた。
「理事長。息子の聞き分けくらいきちんと躾けてください。私は自分が受けたいと思わない限り、本校舎に戻る気はありません。」
「そうか・・・・・・私も君には本校舎に戻ってほしいのだが、戻らなければ退学にする。と言ってもダメかね。」
「不法退学ですね。教育委員会に話してきます。」
「待て! 分かった。」
いや、あの。
たかがE組の生徒1人が本校舎に戻らないくらいで大げさでは?
学ちゃん凄い苦渋の決断みたいな表情してるし。





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