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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第3章 歌舞伎町


名無し「ん〜…」

また目が覚めると今度は布団の上にいた。

広い和室。障子越しだけど外が暗いのが分かる。

そのせいでか部屋の中も暗くて見えにくい。

ここどこだろう…まさかあのまま誘拐された!?

??「目、覚ましたか…」

突然左から声がした。

名無し「だ、誰ですか!?」

暗くてシルエットしか見えない。

??「それはこっちの台詞だ。お前名前は?」

質問したのに質問を返された事にムッとくるが、

その人の落ちつきぶりにただならぬオーラを感じて素直に従う。

名無し「名無し名無しです」

??「じゃあ何者だ?あの動きは普通の人間じゃ…」

スパーンっ!!――――――

??「土方コノヤロー、仕事サボって何イチャついてるんでィ?」

障子が勢いよく開いたかと思えば、そこに立っている人が持っているバズーカをカチャっと鳴らす。

待って!またまたヤバイって!

??「総悟待て!今それ打ったらこの子も!」

ドーンっ!―――――――――

静止も聞かずその人はこちらに向けてバズーカを打った。

私はとっさによけてバズーカ犯の元へ素早く走り腰にさされている刀を抜き取りその人の首元に当てる。

自分でも何故か分からないが意識に反して体が勝手に動く。

名無し「それ降ろしてください」

??「へぇ、おもしれぇ」

そう言ってにやっと笑うとバズーカを降ろした。

月明かりに照らされて顔が見えてくる。

栗色の髪をした少年が不敵な笑みを浮かべて立っている。
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