真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第34章 もう一度…もう一度だけ…【最終章】
ドタドタドタドッ!――――――
複数人の足音が聞こえたかと思ったらまた見慣れた顔が揃った。
神楽「名無しっっっっっ!!!」
新八「名無しちゃん!帰ったんですねぇ!!」
銀時「まじで名無しじゃねぇか!!」
神楽が一番に飛びついて泣き叫んでいた。
総悟「うるせぇやつらのお出ましですかィ…」
神楽「今日はお前なんかどうでもいいネ!」
新八「良かった、また会えて!!」
大好きな万事屋の皆に囲まれてせっかく止めた涙がまたじわじわと溢れてくる。
銀時「元気だったか…?」
名無し「うん!!」
その後土方さんに見つかった万事屋の皆はあっけなくつまみ出されてしまった。
神楽「絶対に遊びに来るヨロシ!」
神楽の言葉に応えるように手を振って別れた。
総悟「嵐のような奴らですねィ、まったく…」
名無し「ほんとにね」
笑って答えると首に冷たいものが当たる。
名無し「これ…!」
総悟「ちゃんと俺が持ってたんですぜ」
これはあの日もらったネックレスだった。
名無し「ありがとう、持っててくれて。また付けられるなんて思って無かったから嬉しい」
総悟「もう外させませんぜ」
名無し「外すつもりもないからね」
私達は再びキスをした。
今度は長い長い時間の中にいるように。