真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第13章 真選組の慰安旅行
ゴッ―――――――――
鈍い音が響く。
名無し「あれ…?」
なのに体は痛くない。
総悟「危ないんでさァ」
名無し「総悟っ!?」
私とポールの間に総悟がいた。
助けてくれたの…?
名無し「総悟、腕!」
さっきの鈍い音は総悟の右腕がポールにぶつかった音!?
総悟「俺は問題無いんでさァ。名無しは大丈夫ですかィ?」
土方「大丈夫か、総悟!?」
土方さんが血相を変えて駆け寄った。
銀時「おいおい、大丈夫か!?スゲー音したけど」
神楽「折れたんじゃないアルか!?」
総悟「俺は大丈夫でさァ。試合の続きして下せェ」
証明するように総悟は右腕をくるくる回す。
皆はホッとしたようになるが、大丈夫なわけないじゃん!
凄い音したんだよ!?
総悟は「厠に行ってきやす」と言って居なくなってしまった。
そのまま試合は再開され、結果は私達の勝ち。
無事真選組が勝ってバーベキューが始まったんだけど、総悟が気がかりでそれどころじゃなかった。
名無し「総悟、さっきはありがとう」
総悟「ほんと、バランス崩して倒れるとかどんだけ鈍臭いんでィ」
名無し「なっ!!じゃなくて右腕が…むごっ」
総悟「早く食べねーと無くなりやすぜ」
口に無理やり肉を突っ込まれ喋れなくなる。
そのまま総悟は何事も無かったように隊士達とお肉を食べる。
名無し「……………」