真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第9章 鬼兵隊
【高杉side】
高杉「俺がガキの頃の話だ」
ゆっくりと昔の事を思い出す。
武家の長男として生まれた俺ァ、私塾の「構武館」に通っていた。
だが、周囲に馴染むことができずに門下生とは衝突ばかりしていた。
そんなときに出会ったのが吉田松陽先生だった。
先生は「松下村塾」というのを開いていた。
その後出会った銀時には勝つまで何度も勝負を挑んだりしたなァ。
少し懐かしくなる。
ようやく銀時から一本を勝ち取った時、父親が松下村塾の悪評に感化され、塾へ通うことを禁じられた。
更に俺への報復の為だったんだろ。
構武館の門下生らが松下村塾のあらぬ噂を吹聴し、役人によって先生は追われる身となった。
それが許せず、噂を流した門下生らを全員叩きのめした。
その一件があり父親には勘当されたが、おかげで先生達と一緒に旅立つ事ができた。