真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第34章 もう一度…もう一度だけ…【最終章】
名無し「あ、土方さん局長になったんですね。聞きました」
土方「めんどくさい仕事が増えただけだ、ろくなことねーよ」
私達が話していると後ろから声をかけられた。
近藤「トシ!なんだなんだガールフレンドか?」
ザキ「とうとう土方局長にも彼女ですか!?」
声で誰かわかったけれど2人は私の顔を見てないから気づいてないらしい。
土方「んなわけねーだろ、ほれ」
土方さんは私を二人の方向に向けた。
名無し「お久しぶりです」
ザキ「名無しっ!?」
近藤「名無しなのかっ!?生きてたのか!」
名無し「はい、何とか」
近藤さんは両目に涙を溜めて抱きつこうとする。
それを土方さんが止めた。
土方「あんたは長官の身でセクハラか?」
近藤「セクハラじゃないからぁ!だってあの時何も言わずにお別れだったから!!
会えでうれじいんだっで~」
ザキ「近藤さん鼻水とか汚いです」
名無し「あの時はご迷惑おかけしました」
近藤「いやいや!いいんだ!それより総悟に会いに行ってやれ。
名無しがいなくなって一番ショックだったのは総悟だからな」
名無し「はい」
ようやく総悟に会えるんだ。
部屋は変わってないと聞いたから懐かしい廊下を足早に歩く。
総悟の部屋の前に立って軽く深呼吸をする。