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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第34章 もう一度…もう一度だけ…【最終章】


パトカーの中で秋夜に話を聞くとあの日図書館で騒動があった日は今から10年前の話らしい。

たしかに私がミツバさんにあったのが戻ってから9日目の朝で今日は10日目だからあの法則で行くと確かに10年の月日は流れているようだ。

自分の体も10年分の時間が経っているらしく髪も伸びている。

あの日近藤さんが大阪に出張に行っていたのは秋夜を真選組に引き入れるためだったらしい。

近藤さんはもともと秋夜の事を気に入っていたし辞めた時も納得がいってなかったからなぁ。

それで秋夜はそのあとしばらくして再び真選組に戻ってきたらしいのだけど私は死んだと聞かされたらしい。

私はブレスレットの事を話してそれを死ぬ直前に誰かが壊してくれたんだろうと話した。

秋夜「誰やろな、ブレスレット壊してくれた人。その人おらんかったら今頃名無しここにおらんてことやろ?」

名無し「そうなるね。ほんと、誰だろう」

秋夜「でもなんで今回はそのブレスレットないのにこっち戻ってこれたんや?」

名無し「それがわかんないんだよね…」

まさか夢の中で総悟と手を繋いだからかな?なんて恥ずかしくて言えないし。

名無し「それより秋夜が一番隊隊長になったなら総悟は今何してるの?」

秋夜「沖田さんなら今は副長なってる」

やっと副長になったんだ!

名無し「え、じゃあ土方さんは?」

秋夜「もちろん局長!」

名無し「えっ!そうなんだ!じゃあ結局総悟は次は局長の座を狙ってるの?」

秋夜「そゆこと~」

その光景が目に浮かぶ。

名無し「それじゃ近藤さんはどこに?」

秋夜「松平片栗虎長官が定年退職したから今はその座に座ってる」

名無し「近藤さんが警視庁長官!?嘘でしょ!?」

秋夜「それがほんとなんだよなぁ、俺もびっくりしたわ。トップやで?ゴリラ局長が警察のトップて。今思い出しても笑えるわ」

名無し「確かに!」

秋夜「でも長官になった今でもずっと屯所に入り浸りやで。ほんまいつ仕事してんねや、あの人」

そっかぁ、そりゃぁ10年も経てばすっかり変わるよね。

私にはたった10日の事なのになぁ。

少し寂しかったりもしたりしなかったり。
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