真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第34章 もう一度…もう一度だけ…【最終章】
ミツバさんのおばあさんによるとまず私とミツバさんが行っていた世界はパラレルワールドではなく遠い過去。
実際の江戸時代に行っていたらしい。
そしてあのブレスレットと総悟の刀は江戸時代から受け継がれているらしい。
なぜ現代に天人がいないのかというと、ミツバさんのおばあさんのひぃおばあさんがこのブレスレッドを使い天人のいない世界に変えたかららしい。
世界は元から天人がいないというふうに塗り替えられたため天人により進化してきた文化はなくなり、歴史も変わり教科書で読むような過去が出来たらしい。
だから歴史上にズレが生じ、もともと"真選組"だったものが現代の歴史では"新選組"になっていたり、
"沖田総悟"が"沖田総司"になったりと実際の過去と現代に伝わる歴史に変化が起こった。
人々の記憶も塗り替えられたために天人の存在を知るのは実際にブレスレットを受け継いできたミツバさんの家系だけだそう。
一通り話を聞いた後私は驚きで声も出なかった。
教科書に載らなかった歴史にこんな事があったなんて…。
ミツバ「だから、この刀は名無しさんが持ってるべきなの。
名無しさんって総ちゃんの事好きなんでしょう?」
名無し「えっ…」
ミツバ「話を聞いていたら分かるわ。何の力にもなれなかったけれどせめてものお礼に受け取ってくれる?」
名無し「はい。ありがとうございます」
そうして私は総悟の刀をもらってミツバさんの元を後にした。