真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第34章 もう一度…もう一度だけ…【最終章】
神社からしばらく走ったところに書かれている住所のアパートがあった。
書かれていた部屋の前に立つ。
名無し「やっと…」
緊張する気持ちを抑えながらインターホンを押した。
ピーンポーン―――――――――
呼び出し音が鳴ってしばらくしてからドアの鍵が開けられる音がした。
扉が開いておばあさんが出てきた。
おばあさん「どちら様でしょうか?」
名無し「あ、あの。ミツバさんはいらっしゃいますか?」
おばあさん「すみません、孫はここ数日ずっと取材ばかり受けていて疲れているんです。
取材ならもうよして頂けますか?」
おばあさんは申し訳なさそうにドアを閉めようとする。
慌ててそのドアをがっしりと掴む。
名無し「すみません!取材じゃないんですけれど…その…これについてお話を伺いたいんです!」
右手首のブレスレットをおばあさんに見せた。
おばあさん「それはっ…」
おばあさんはようやく気づいてくれたらしくドアを開けてくれた。
おばあさん「すみません、勘違いしてしまって。さぁ、お上がり下さい」
名無し「失礼します」