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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第34章 もう一度…もう一度だけ…【最終章】


毎日同じように神社の石段で過ごして一日が終わる。

それでもここに来ればいつかミツバさんに会える気がしたから。

そして9日目の朝の事だった。

いつものように神社の石段に腰掛けた時に右腕に付けていたブレスレットが無くなっているのに気づいた。

名無し「あれっ!さっきまで付けていたのに!」

慌てて探し始めた。

あれがないと…

??「探し物はこれかい?」

腰の曲がったおじいさんが私の探していたブレスレットを持って立っていた。

名無し「あ!それです!ありがとうございました!!」

おじいさん「いいんじゃよ。それより、その腕飾り…あんたがミツバちゃんの言っていた子かいねぇ」

思わぬところでミツバさんの名前を聞いて胸が鳴った。

名無し「ミツバさんをご存知なんですか!?」

おじいさん「知ってるも何もこの間頼まれたんじゃよ。これを渡すようにとな」

おじいさんはポケットから小さな紙切れを出して私に渡した。

その紙切れには住所が書かれていた。

おじいさん「ミツバちゃんがのぉ、ピンク色の腕飾りをした高校生くらいの女の子の事をもし見たらその紙を渡してくれって言ってたんじゃよ。

それで、そこに書いてる住所に来てくれとな。

わしは毎日この辺を散歩しているんじゃがここのところ散歩出来なくてのぉ。

やっと散歩できた日に見つかってちょうど良かったわぃ」

この住所に行けばミツバさんに会えるんだ!

名無し「ありがとうございます!!行ってきます!」

おじいさん「気をつけるんじゃよ~」

おじいさんの言葉を背中に走り出した。
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