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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第33章 2度目の夏


【土方side】

見たことないくらい叫ぶ総悟を黙って見てるしかできねぇ。

隊士達も次々に崩れ落ちて泣き出す。

銀時「んでこいつみたいな奴が死ななきゃならねぇんだよ」

万事屋は血のついたままの木刀を腰に納めた。

土方「俺は結局また守れなかったのか…」

銀時「沖田くんの姉貴の話か」

土方「あいつの事も名無しのこともなんでろくに守れねぇんだよっ」

大事な奴すら守れねぇで何が副長だよ。

カチャッ―――――――――

その時総悟が立ち上がって刀を抜いた。

土方「お前…何してんだ…?」

総悟「姉上は死ぬ直前だったから間に合った。

ならもう間に合わねぇかもしれねぇ。

それでも、もしかしたらって…思ったんでさァ…」

土方「何の話だ…」

総悟は名無しの手首に付いてるピンクのチェーンをつまんだ。

土方「それって…」

銀時「前に言ってたブレスレットか…?」

そうか…あいつは死ぬ直前に壊れたから元の世界に戻ったって名無しが前に言っていた。

つまり今そのブレスレットを壊せば名無しも元の世界に戻れるって…

万事屋も気づいたらしくいつもの表情とは打って変わって険しい表情を浮かべている。

総悟「生きててくれりやぁ…それだけでいいんでさァ…」

総悟は自らの刀で名無しのブレスレットを切った。
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