真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第33章 2度目の夏
あっという間に全ての天人を倒してしまった。
銀時「多串くんの戦ってる時の顔、ほんと鬼だわ」
土方「おめぇはいつもと変わらずぼけーっと戦ってんだなぁ」
銀時「いつ俺がぼけっとしたんだよっ」
土方「今だろーが今!」
いつもの小競り合いをしている二人をザキが必死に止めている。
その様子をみて少しほっとする。
ドクンッ―――――――――
その時急に心臓に鈍い痛みが走った。
名無し「うっ…!!」
総悟「どうしたんでィ!」
すぐに総悟が駆け寄ってくる。
すると倒れていたはずの館長がよろよろと立ち上がった。
館長「そろそろ…時間切れのようですね…」
土方「どういう意味だ」
館長「毒が心臓まで効いてるんでしょう。その女隊士はそろそろ心臓麻痺でしにますよ」
銀時「心臓麻痺!?」
総悟「だってさっき解毒剤を…」
土方「まさかっ…」
館長「えぇ、あの小瓶は解毒剤ではありませんよ。本物はこっちです」
館長は再び懐からさっきとは違う形の小瓶を取り出した。
総悟「てめぇっ!!」
館長は力なくふっと笑うと小瓶を地面に叩きつけた。
その衝撃で小瓶は割れ中の液体はコンクリートに染み込んでいった。
その様子をみた銀ちゃんは館長の前に立ち木刀で館長を斬った。
名無し「ごほっ…」
もう心臓が限界なのか意識がだんだんと薄れてきた。
誰かが私の名前を叫ぶのを最後に私はくらい闇に落ちていった。