真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第33章 2度目の夏
名無し「そういえば今日近藤さんいませんでしたけどどこかに行かれてるんですか?」
土方「あぁあの人ならちょっと出張で大阪まで出てる」
大阪までかぁ、遠いところまで行ってるんだなぁ。
それで今朝から姿を見なかったのか。
大阪…秋夜元気かなぁ。
あれから1度も会ってないからなぁ。
私達の仕事は最近図書館の本が盗まれるらしく1日隠れて警備をして欲しいとのことだった。
あくまでひっそりと警備することが目的なので今日来た隊士は全員休日と同じ私服。
私もいつもの着物を来てきた。
名無し「でも土方さんと総悟は有名だから私服のかっこしててもバレるんじゃないですか?」
土方「た、たしかに。気づかなかっ…」
総悟「ちゃんと対策はとってありますぜ」
土方さんの言葉を遮って総悟は嬉しそうに懐から何かを取り出した。
総悟「ほら、これでバレないんでィ」
総悟は宴会用の丸いフレームに大きな鼻とひげが着いたおもちゃのめがねをかけた。
名無し「いや逆に悪目立ちするでしょ!」
総悟「土方さんにはこれを貸してあげまさァ」
総悟はもうひとつの瓶底メガネを土方さんにかけた。
土方「うわっなんだこれ!視界がぼやけて気持ち悪ぃ!」
総悟「それはかなり度が強いヤツですからねィ」
総悟は満足そうに黒い笑をうかべる。
名無し「それじゃ仕事になんないでしょ!!」
結局他の隊士から眼鏡を借りて総悟と土方さんはそれをつけた。
それでもやはり度は入ってるから見えずらいようだったけど、まぁさっきのよりはいい。
総悟「名無しは何も付けないんですかィ?」
名無し「私はテレビに映ったこともないし有名でもないからバレないはず」
総悟「なんなら俺の宴会用おちゃらけめがね貸しやしょうか?」
名無し「いらないから!!」