真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第29章 真選組の刀
総悟の追求は鍛冶屋に着くまで続いた。
総悟「結局最後まで言ってくれなかったんでィ…」
ぶすっと呟く総悟を無視して鍛冶屋の入口で声を掛けた。
名無し「鉄子さん!刀受け取りに来ました!」
カンカンと鉄を打つ音が響くので出来るだけ大きな声で呼ぶ。
鉄子「お、来たのか。丁度打ち終わったところだ」
鉄子さんが居間から1本の刀を持ってきてくれる。
黒い鞘に紫の柄の刀。
鉄子「ほら、抜いてみな」
渡された刀を鞘から抜くと抵抗が少なかった。
名無し「軽いっ!」
鉄子「だろ?今まで使っていたのは男用に作られたものだから女の君には重かったはずだ。
だからこの刀は軽く打っておいた。
これで動きも速くなるし体への負担も少ない」
確かにこの刀ならもっと速く動けそう。
太陽の光を反射して眩しく光る刃が綺麗でじっと見てしまう。
鉄子「はは、そんなに喜んで貰えて嬉しいよ」
名無し「本当にありがとうございました!」
私は鉄子さんにお礼を言って鍛冶屋を後にした。