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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第17章 真選組の子供達


屯所の前には既にパトカーが数台停まっていた。

土方「遅ぇぞオメェら!!早く乗れ!」

土方さんが鬼の形相で怒鳴る。

総悟「おー怖い怖い」

はい出た絶対思ってないよ、この人。

すぐにパトカーに乗る。

土方「とばすからシートベルト締めとけよ」

警察がはなから交通ルール破る気満々でどうすんだってば。

助手席には近藤さんが乗っているため私と総悟は後ろに乗った。

総悟「ちなみにどこに向かってるんですかィ?」

土方「ターミナルだ。あいつら酔ってターミナル吹っ飛ばすとか言ってるらしい。

んな事になったら俺らの首はいとも簡単に飛ぶぜ」

幕府の監視下にいる私達にとってターミナルに傷が付くことはマズイ。

厄介な事してくれたよ全く…。

近藤「トシ、奴らは…モグモグ…ゴクンッ…何にくらいいるんだ?」

土方「それが倒しても倒してもどっかからまた増えての繰り返しだそうだ。近藤さん、何食ってんだ…?」

近藤「ん?名無しと総悟からもらったまんじゅうだが」

土方さんが首だけ人形のようにクルッとこっちを向く。

あ、ヤバイ。マジでキレてる…

その顔は鬼そのもので…

土方「テメェら三人揃って何勤務中にまんじゅう食ってんだぁぁ!!」

ターミナルの前にパトカーの屋根が吹っ飛ぶんじゃないかってくらいの怒号が飛ぶ。

総悟「すいやせん、土方さんも欲しかったんですねィ?はい、あーん」

火に油を注ぐ瞬間を目の当たりにする。

土方「何が『はい、あーん』だぁぁ!覚悟しろ、斬ってやらぁ!」

土方さんがハンドルから手を離して刀に手をかける。

名無し「うわぁぁすみませんすみません!

お説教は後で受けるんでとりあえずハンドル握って前向いてください!

このままだと私達がターミナルに突っ込みますよっ!?」
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