真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第15章 真選組の秋祭り
名無し「た、高杉っ!!なんでここに!?」
高杉「久しぶりにアンタの顔が見たくなってなァ」
名無し「あのねぇ!一応敵だよ?こんなところに来たら捕まるよ?ていうか私が捕まえるよ?」
高杉は余裕そうに笑う。
高杉「アンタに捕まるならそれも悪くねぇな。だがアンタは俺を捕まえないだろ?」
名無し「うっ…」
前に船で話した時に知った高杉の過去。
あんなに辛い話を聞いてしまっては私には高杉を捕まえる事は出来ない。
名無し「何にせよ他の隊士が気づく前に帰った方が良いよ。高杉の捕まるとこなんて見たくないし…」
高杉「真選組らしからぬ発言だなァ」
名無し「わかってるよ!高杉を助けたいんだから仕方ないでしょ?」
こんなところ見られたら完全に斬られるよ…
高杉「嬉しかったんだ…」
名無し「え、何が?」
高杉「前に"闇にいて苦しんでるなら私が癒してあげたい"って言ってくれただろ?」
名無し「あぁ…」
今聞くと何て事言ったの私…恥ずかしいったら…
でもそう思ってるのは本当。
だから今もこうして斬られるの覚悟で高杉を逃がそうとしてるんだから。