真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第13章 真選組の慰安旅行
【土方side】
はぁ、やらかした…。
告白するつもりはなかったんだか。
酒が入ると歯止めが効かなくなるから困る。
総悟「なかなかやってくれるじゃないですかィ」
突然背中から声が聞こえて不覚にも驚いてしまった。
土方「ずっと起きてたのか、お前」
総悟「名無しの膝の上でなんざ、おちおち寝てられるわけ無いんでィ。
しかも髪だけならまだしも唇なぞられた時なんか酔いも覚めましたぜ」
土方「だろうなぁ」
なるべく平常心を保って相づちを打つ。
じゃないと今すぐにでもこのまま総悟を床に叩きつけてしまいそうだ。
総悟「土方さん、真っ向勝負するんでしたっけ?」
土方「んなもんするわけねぇだろ。どんな手使ってもアイツを振り向かす。もう、大切なもん失うの嫌なんだよ」
総悟「ふっ……そうこねぇとな。しみったれたセリフは似合ってませんが卑怯な考えは土方さんらしいですぜ」
土方「うっせぇ。余裕ぶっこいてられんのも今のうちだぞ、総悟」
総悟「どうでしょうねィ…」
土方「つーか起きてるなら降りろ。重いから」