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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第13章 真選組の慰安旅行


色んな事を考えすぎてパニックになってるところに土方さんがやってきた。

土方「っと…」

名無し「土方さん?」

土方さんは総悟を抱えた。

土方「コイツ、酒飲んで一回寝たらなかなか起きねぇから部屋連れていくわ」

名無し「あ、ありがとうございます。丁度足が痺れてきてどうしようかと思ってたんですよ」

土方「そうか…」

総悟のいなくなった膝をさすってみる。

少し寂しい気もしたりしなかったり、なんて…?

土方「あ、そうだ…」

名無し「どうかしたんですか?」

土方さんは総悟を肩で抱えたまま私の横にしゃがみ込んだ。

そして私の頬に手を当てて指でさする。

名無し「土方さん…?」

土方「コイツ俺に宣戦布告してきたんだよ」

名無し「宣戦布告?」

土方「おぅ。だから俺コイツと真っ向勝負することにしたから」

名無し「えっと、つまり…いつもの喧嘩ですか?」

土方さんは呆れるように小さくため息をついた。

そして私の耳元で静かにはっきりと呟く。

土方「つまり、お前が好きって事だ…」

名無し「へっ!?//////」

土方「そういう事だからな」

そう言い残すと土方さんは眠ったままの総悟を抱えて宴会場を出ていった。

はぇっ!?何がどうなってるの!?

心臓は長距離を走った後のように鼓動が早くなっているし、

ようやく落ち着きを取り戻しかけていた顔は今日一で赤くなっている。

昨日は総悟にキスされるわ、今日は土方さんに好きって言われるわ…

私、もう何考えたら良いかわかんないよ…
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