第7章 真選組女中生活 12日目
「とは言ってもコンビニのお菓子ですよ?」
「銀さんは無類の甘党なんだよ。だからって僕の分まで食べないでください!銀さん!」
「わりーな、食べもんは速いもん勝ちなんだよ。悔しかったらおとといきやがれ。」
「そうネ。新八が遅いのが悪いアル。」
「…少なかったですか?次来るときはもう少し多目に持ってきます。」
「いやいや、違うよ!コイツらがおかしいだけだよ!ちゃんが気をつかうことじゃないからね!」
「そうアル!コイツらなんかに礼なんていらないアル。」
「神楽ちゃん何いってくれてんの!?」
「うるさい駄メガネ。」
「はいはい。そうかっかすんなよぱっつん。んで、ちゃんは他にも用があんの?」
「あ、そうでした。道案内をお願いできますか?今日休みをいただいたのですが、特にやることも思いつかなかったので図書館に行こうと思ったんです。」
「なんでまた図書館なんだ?他にやりたいことないのかよ?」
「…と言われましても…ここに来てからそれほど経っていませんし…なんせここに来て初めての休暇なので特にやりたいことも思いつかなくて。何か帰れる手がかりでもと。」
「…え?初めての休暇っつった?」
「とゆうことは今まで休み無しで働いてたっていうことアルか!?」
「そうなりますね。」
「あんのクソサドォ。をこき使いやがってえ。」
「え、え、お、怒らないでください。私が望んでしたことなので。」
「はあ?お前仕事が好きなの?頭大丈夫か?」
「ちょっと銀さん。ちゃんに失礼でしょ。」
「気にしませんよ。そうですね。無心になれるので好きですね。」