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銀魂 トリップ

第5章 真選組生活 5日目


屯所についた少女は早速頼まれていた荷物を渡し、廊下等の掃除に移る。少しずつ範囲を天井から床まで掃除する。割り当てられていた範囲の掃除が終わるころ時刻は午後5時の少し前であった。


しまった、ちょっと丁寧にやりすぎたかも。とりあえず近藤さんの部屋の掃除をしなくちゃ!


まだ4日しか経っていないのだが、近藤が昼から夕食の時間まで部屋にいないことを知っている少女。この真選組の長であるので忙しいのだろうと解釈している。部屋主がいないので自由にのびのびと掃除できるのでありがたく感じている。他の割り当てられている掃除場所のやり方が気に入らないでもないが、少女のやり方で掃除ができる近藤の部屋の掃除の方が楽しいのである。


あんまり、散らかって無いんだよねー。なんか、男性の部屋って服とか脱ぎ散らかしたままってイメージだったんだけど。布団もたたまれてるし。なんかやり甲斐がないなぁ。まあ、下着とかあったらそれはそれで困るんだけどね。


初日から部屋を掃除しているのだが、近藤の部屋はそれほど汚い訳ではなく、資料やたまに酒の類いなどが片付けられずに残っているだけである。それは近藤の少女への配慮でもあるのだが、全く気づくそぶりななさそうである。今日も今日とて、床に散らばる資料をできるだけ見ないようにして部屋の一角を掃除する事で、少女のその日の仕事は終了である。




「さ、こんなものかな。もう少しで夕食の時間だし。そろそろ終わろうかな。」




今日の夕飯はカレーであった。土方は近藤とどこかに行っているらしく、食堂には2人の姿が見当たらなかった。仕方がないので、1人で食事を取ろうとしていた少女だが、沖田が話しかけてくれたので2人で談笑をしながら夕食をとり解散した。


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