第5章 真選組生活 5日目
「ご心配をおかけしてすいません。でも、土方さんも沖田さんもとても良くしてくださってますよ。」
「あのクソサドがアルか?!そんなの嘘ネ!あいつが優しいなんてあるわけないネ!ちゃんほんとに大丈夫アルか?もうすでにクソサドの洗脳に染まってるアルか!?」
「洗脳なんかされてませんよ。安心してください。それに私見えないと思いますけど、そんなにやわじゃないですから!」
少女はそういうと荷物が軽い方の手を持ち上げてガッツポーズをして、ニコリと微笑んだ。
「あ、神楽ちゃんにちゃん。一緒にいたんだ。」
「あ、新八さんこんにちは。実は買い物を頼まれていて神楽さんには荷物を運ぶのを手伝っていただいてるんです。新八さんは?」
「僕も似たようなもんだよ。」
「ていうか、さっきからなんてずっと敬語アルか?あと神楽さんってのもやめてほしいアル。」
「でも…目上の方にはやっぱり敬意を持って接しないといけませんし…」
「目上って何アルか?」
「年上って意味だよ神楽ちゃん。ていうかちゃんって何歳なの?僕と変わらなさそうなんだけど。」
「実はまだ13なんです。」
「「ええぇぇ!!」」
「そんなに驚きますか?私そんなに老けて見えるんですか?」
「違う違う違う違う!そうじゃなくて!なんかこう大人びて見えるんだよ!」
「そ、そうアルがごっさ大人っぽく見えるだけアル!言ったら銀ちゃんよりも大人っぽいだけネ!」
「え"!私銀さんより老けて見えるんですか?」
「だからそうじゃ無いって!落ち着き方が!雰囲気とかが!見た目は神楽ちゃんくらいだよ!」
「神楽さんは何歳なんですか?」
「14アルネ!だからの1つ上アルな!」
「僕は16だから3つ上だね。でも僕も敬語使わなくてもいいよ。」
「そうアル!このメガネに敬語なんて必要ないアル!」
「ちょっと神楽ちゃんそれどういう意味!?」
「そのまんまの意味アル、駄メガネ。」