第3章 真選組生活 1日目
「まあ、たしかにトシは顔がこわいからなあ。」
「ちょっ、あんたまで何言い出すんだよ。」
「フフッ、土方さんはかなり優しくしてくださったので、怖くありませんでしたよ。」
「ふんっ、それ見ろ。」
「それに、お昼もご馳走になってしまいましたし。あの時はありがとうございました。」
「だから、いいって言ってんだろが。いい加減しつこいぞ。」
「さっきからちゃん遠慮しすぎじゃない?もう少しくらいワガママ言ってもいいんだよ?」
「でも…」
「そうだぜぃ。13歳なんだから年相応に土方さんに迷惑かければいいんでさぁ。俺みたいに。」
「それは、ちょっ「「ええーー!?/ちゃん、13歳なの/なのか!?」」えぇ!あ、はい。そうですけど…」
「お前、出来過ぎだろ…もう少しコイツ程とは言わんが、もうちっと年相応のことしたらどうなんだ?」
少女の年齢に驚いた近藤と土方。彼らも少女の言動から類推して年齢を16.7だと思い込んでいたのである。彼らの周りの子供は規格外な子の方が多いから仕方ないのだが、それを抜きにしても少女はかなり大人びて感じられるのである。
「そういや、土方さん。なんで帰ってくるときを抱えてたんですかぃ?」
「え、そうなの?トシ、ちゃん?」
「べ、別にそんなことどうでもいいじゃないですか!気にしないでください!あと、土方さん、その時はありがとうございました!」
「おう。まあ、なんだちょっくら話し込んでたらいきなりが泣きだ「ちょーっと土方さんストップ!そんなどうでもいい話、しなくてもいいじゃないですか!」あ?そうか?」
「泣いたの?もしかしてトシ泣かせたのか!?」
「うわー、土方さん最低でさぁ。死ねコノヤロー。」