第1章 ここは夢?それとも異世界?
〜同じく、江戸、かぶき町
「ったく、なんで、あんたと一緒見回りなんかしないと行けないんだ、土方コノヤロー」
「それゃ、オメーがサボってばっかだからだろうが」
ったく、こっちだってオメーとなんか願い下げだ。だいたい、コイツを一人で行かせると始末書だけが増えるしよ。…なんとか、なんねぇもんかねぇ。
『いやーーーー!!!』
「おい、総悟、今の」
「あぁ、聞こえやしたぜぃ、土方さん。しっかし、どっからですかぃ?」
「お、おい、総悟。あれ、上からじやねぇか?」
「んっとだぁ、ありゃなんであんなとこに人がいるんですかい?」
「んなこと、あとだ!とりあえず、アイツ捕まえんぞ!総悟!」