第1章 ここは夢?それとも異世界?
〜ところかわって、ここは江戸のかぶき町
「銀ちゃん銀ちゃん、酢昆布買ってアル、酢昆布食べたいアル」
「あぁ?うるせーな、全く。そんな金なんてねーよ。俺にゃあ。」
「嘘つくなアル、だったら、とっととパチンコやめるヨロシ」
「うるせーな、無いもんは無いって言ってんだろ。ったく。」
むしろ、そのお金も今は無いっつーの。俺が欲しいわ。ったく、最近のガキは金だからことだけ一丁前に覚えやがって。
「まぁ、まぁ、神楽ちゃん。今銀さんもパチンコ行けてないくらいなんだからさ。ここは少し我慢しようよ。」
「そうだぞー、神楽。銀さんだって我慢してるんだから。おめーだって我慢しやがれ。」
「いや、銀さんが言える立場では無いでしょ」
『いやーーーー!』
「銀ちゃん銀ちゃん、今、なんか聞こえたアル」
「あぁ、俺も聞こえたけど。でも、どっからだ?」
「銀さん、神楽ちゃん。うえ、上、みてくださいよ」
「はぁ?/ん?」
「あ、あれ、ひ、ひとが落ちてませんか?」
「あ、ほんとだ。落ちてるなーありゃ。」
「銀ちゃん!そんな呑気なこといってる場合じゃ無いアル!助けないとアル!」
助ける?助ける…あ、
「いっそげーー!!!」
ヤベェ、ギリギリ間に合わないかも知んねえ