第2章 真選組の本拠地に着きました
あちゃ〜。やっぱり、まずいよね?でも、仕方ないよね?
「すみません、もうお腹いっぱいなので残してもいいですか?」
「あ、そっか。ちゃん女の子なんだし、俺たちより食が細くても仕方ないか。…んじや、残りは俺が食べるからくれるかな?」
「あ、はい。食べかけでもよろしければ、どうぞ。」
「うん。ありがとう。」
よかった。これで無駄にせずに済む!でも、次回からそうはいかないかもしれないよね?うーん。ご飯頼む時に少なめにしてもらえないかな?
…結構隊士さん達あつまってきたなぁ。どのくらいいるんだろ?
「おい、」
「は、はい!?」
わ、わ、びっくりした〜。もー沖田さん急に呼ばないでくださいよー
「お前、もうすぐ他の隊士の前で挨拶すんのに、準備はできてんのかぃ?」
「あ、そういえば、何にも考えてませんでした。けども、普通の挨拶とかではいけませんか?」
「例えば?」
「えー、んー、よろしくお願いします、とか?」
「まあ、そんなもんじゃねえの。別に大したことするわけでもねえし。」
「うん、そのくらいでいいよ。後、ちゃんは人前とか、大丈夫な人?上がったりしない?」
うーん、人前かー。どうだろう。なんとかなるよね。多分だけど…
「そうですね。人前に出ることはそれなりにあったので、大丈夫だと思います。」
「そっか、なら安心だね。後30分くらいしたら多分他の奴らも集まるし。それまでここで悪いけど、ゆっくりしててくれな。」
「はい、ありがとうござます。」
やっぱり、近藤さんって優しいんだな。トップの人がこんな感じの人だとなめられそうな感じがするのにそんなことなさげたな。あ、土方さんが怖すぎるからそれで調整が取れてるのか。納得。ついでに沖田さんもなんか怖いし。それもあったりして。