第2章 真選組の本拠地に着きました
美味しい〜、唐揚げなんてあんまり食べること無かったけど。体に良くないものってやっぱり美味しいよね!これからのこと、ちょっとっていうか、かなり心配だったけど。美味しいご飯が食べられるならなんとかなりそう。
…ん?…な、なにあれ?…土方さんのご飯って…マヨ、ネーズ…ぐるぐる巻き…わお、見てるだけで胸焼けしそうだよ…
いやいやいや、でもおかしいよ。沖田さんも近藤さんも、特に気にした様子は無さげだよ。…あ、そっか。ここってよく考えたら異世界なんだ!ちょっとくらいわたしの知らないご飯があったって不思議じゃないよね!気にしちゃダメだ!気にしちゃ負ける!よし!
「土方さん、よくもそんな犬の餌なんて食べれますねぃ?高血圧で死ね土方このやろー。」
「んだと、総悟!マヨネーズは何にでも合うように作られてるって言ってんだろうが!」
なんてこったい。やっぱりアレほ普通じゃ無かったんだな…まあ、でも、やっぱり少なくとも私は触れちゃダメだよね。うん。ダメだ。同意求められたらどっちにも怖くてつけないし。うんうん。ここは触らぬ神に祟りなし
だ。でも、気まずいよ〜。
「あ、そうだ。ちゃん。食べながらでいいから聞いてくれるかな。」
「はい。」
よ、よかった〜。これでなんとかここは乗り切れそう。
「とりあえず、ちゃんには俺の遠縁の子って言うことにするね。その方がいちいち詮索されないからね。それで、君には俺付きの女中をやってもらうことになる。…」
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「とりあえず、こんな感じかな。質問はあるかな?。」
「いえ。今のところは無いです。」
「そうか、じゃー、またできたらいつでも聞いていいからね。俺じゃなくてもこいつらや他の隊士達でもいいからね。」
「はい。ありがとうござます。」
「それで…ご飯もう食べないの?」