第10章 真選組女中生活 X日目 志村新八
「ていうかよー、定春に懐き過ぎじゃね?なんで俺より懐いてんだよ。」
「銀ちゃんの足が臭いからアル。」
「それ関係なくね!?つか、俺の扱いさっきから酷くね!?」
坂田が今に始まったことでは無いが自身の扱いが酷いことに、泣くよ!?銀さんマジなきするよ!?、等嘆いているのだが神楽も定春も我関せずといったように知らんぷり。新八は苦笑いを浮かべ少女の様子を見てみると
「銀さん大丈夫ですか?頭?」
「え、何もしかしてまで俺のことそんな風に扱うの!?」
「いや、血が…さっきから放置してますから…」
「あ、そっちね!なんだ流石!やっぱりできる子は違うねー。」
と言いながら坂田は少女に抱きついた。少女はここでの坂田の立ち位置を理解しておらず(というか元の世界ではこのような立ち位置の人が存在しなかった。)単に心配しただけであるのだが、坂田は女神を見たようにすがりついた。それを
「ちょっと銀さん!ちゃん困ってるじゃ無いですか!離してください!」
「なんだよー、ぱっつんもしかしている妬いてんのかーはこの?自分がに抱きつかないからって嫉妬はいけねーな。」
「はぁ!?な、何言ってんだあんたは!そ、そんな訳ないでしょう!いいから離してください!」
新八は図星をつかれたように顔を赤くして坂田から少女を離す。
いきなり何言い出すんだあの天パは!ちゃんに変に思われたらどうしてくれるってんだよ、全く!僕は単に銀さんとちゃんの距離が近いのが嫌だったってだけ…んん?あれ、どゆこと?