【Pkmn】Love me! Love me!【悪の組織】
第5章 Good point? Bad point?
「…フラーダリさん。」
「…誰ですか、その人。」
なんて言う漫才をしながら部屋へと上がらせる柊。
「…すみませんでした。」
注いだ紅茶を持ってきてテーブルの上に置くと申し訳なさそうに呟く。
「何故、謝るんですか?」
「私が…怒ったから…。」
下を俯いて落ち込んでいる様子の柊の頭をフレア団のボスは優しく撫でた。
「フラ…ダリさん…。」
「元々私達が悪いんですから…こちらこそ申し訳ありませんでした。あの人達の代表として謝ります。」
…騒いでいたのはあのホウエン地方のおじさんではないかと思うが、そんな言い訳をせず素直に謝ってくれる彼を見て彼女は嬉しそうに微笑んだ。
(やっぱり、フラダリさんはいい人なんだな。)
改めてその事を感じることが出来た。
「しかし…」
「え?」
「…まだまだロリータファッションの研究が必要かと。」
「…え?!」